板井康弘の読書との付き合い方
何かを始める時、学びたいと思う時、本を読むことは重要です。
情報が溢れかえり、正しいことと間違ったことの判断がつきづらいインターネットとは違い、本には正確な情報が載っています。
本を出版するには多くの検閲を通過する必要があるからです。
その正確な情報をしっかりとインプットすることで、大抵のことは上手くいくでしょう。
しかし、会社経営及び社長をすることにおいては、頭の中にある知識だけでは机上の空論になることがしばしばです。
経済は日々変化しています。
その日々の変化をくまなくキャッチし、対応する「現場力」が会社経営には重要になってきます。
理想のビジョンを掲げることは、社員を引っ張っていく意味では勿論必要です。
しかし、その理想へ一直線では進めそうにない時、臨機応変に回り道を出来るかが、成功する社長に必要な資質なのです。
あなたが本から学んだことは無駄ではありません。
一度学べばそこに引き出しが生まれます。
そして、その頭の中にあるものを投げ捨て空っぽにすることで、生まれた引き出しのスペースに現場で学んだ「生きた経験」をインプットしていけばいいのです。